みなさんこんにちは。校長の髙野と申します。着任２年目になります。どうぞよろしくお願いいたします。

　さて、着任して１年、校舎内、敷地内を時間を見つけて巡回し、生徒理解、学校理解に務めてきました。本校の文化祭である「りんどう祭」の生徒の熱心な取組そして園芸科の野菜や花の販売を通した地域交流は、ぜひ多くの皆様に見ていただきたい行事です。
　小中学校をはじめ近隣施設への訪問等も機会を見つけて行いました。薬園台地区は非常に落ち着いた環境で、かつて小石川養生所の薬草園が置かれた地でもあり、学びへの興味・関心をかき立てられます。今年１年をかけて、校外に足を運ぶ機会を増やし、積極的に地域理解を深めていきます。

　令和５年度は、「主体的で深い学びの醸成」、「自主的・主体的精神の涵養」、「健全な心身の育成」を学校教育目標に掲げ、逞しい人間力をもつ生徒の育成を目指します。我々教職員は、主体的で深い学びの実践に向けて工夫を凝らした授業を展開し、生徒の学びのサポートに努めていきます。さらに、新型コロナウイルス感染症による制約の中で培ってきた経験を生かし、生徒の自主・自律の精神を大切にしながら様々な活動を新しい形で展開していきます。これまで以上に地域、家庭、学校の連携が必要です。お力添えをお願いいたします
　昨年から始まった校舎の改修工事は、令和５年度は、生徒の教室棟が予定されており、第２学期から教室が仮設校舎に移りました。在校生の皆さんには様々なご不便をおかけします。ご家庭、近隣の皆様には長期にわたりご迷惑をおかけいたします。引き続き、工事進捗につきましては、地域自治会等関係機関を通じて必要な情報を共有してまいります。お気づきのことがあれば学校まで寄せてください。これからも地域社会に開かれた学校づくりに努めて参りますので、本校の取組へのご理解とご協力をお願いいたします。本校の受検を考えている中学生の皆さん、ぜひ仮設校舎での生活の様子を体験してください。こんなはずではなかったということがないように。今年度は、９月のりんどう祭文化の部、１０月の授業公開で仮設校舎が体験できます。

令和５年度も薬園台高校への温かいご支援をお願いいたします。

薬園台高校のホームページをご覧いただきありがとうございます。

  　本校は、昭和３８年、普通科と園芸科の併設校として開校し、すでに半世紀を超える歴史を刻んでいます。この間、県下有数の学校として着実な歩みを続け、県民の期待と時代の要請に応えて、多くの有為な人材を社会に送り出してきました。
  　新京成線の習志野駅から徒歩５分の立地にも恵まれ、船橋市内はもとより近隣各市から夢と希望に満ちた高校生活を求めて多くの生徒が通学しています。

薬園台の地名と「りんどう」

    薬園台の地名は、江戸時代中期（八代将軍吉宗の時代）に小石川養生所の薬草園がこの地に作られたことに由来しています。本校のシンボルとして校章や学校行事の名称に使われている「りんどう」は、最もこの土地に適した植物として長い間栽培され、社会に貢献してきた貴重な薬草です。